2020年2月4日火曜日

四方参り

2月3日は節分。ということで「四方参り(よもまいり・しほうまいり)」に行ってきました。

京都には御所の四方の鬼門を守る四つの神社仏閣<吉田神社、八坂神社、壬生寺、北野天満宮>があり、この四社をお参りすることを「四方参り」といいます。
平安時代より季節の変わり目(節分)には邪気(鬼)が生じると考えられていました。邪気(鬼)はまず北東の表鬼門にあたる<吉田神社」>に現れ、そこを追われ、次に南東の<八坂神社>→南西の裏鬼門<壬生寺>→北西<北野天満宮>の順に追われていきます。最後の「北野天満宮」では鬼を追わずに末社の福部社の中に鬼を閉じ込めてしまうそうです。
京都では節分の日に「四方参り」をすると、邪気を祓い、一層の福を招くと言われています。

まずは<吉田神社>。
参道にはたくさんの露店が立ち並び、平日にもかかわらず参拝客でにぎわっていました。
抽選券付きの厄除福豆を買うと、下の画像の袋に入れてくれます。





次に<八坂神社>。
ちょうど芸妓(舞妓?)さんの奉納舞いが見ることができました。この後、芸妓さんと年男・年女の方々による豆まきが行われましたが、残念ながら全く取れませんでした…。なので、空くじなしの景品付き福豆を購入しました。景品はフリーザーバックでした(笑)。





そして<壬生寺>。
新選組で有名なお寺です。
ここでは福豆が販売されておらず、代わりに素焼きのお皿〔ほうらく〕いを購入しました。このほうらくに願い事、家族の性別・年齢を書いて受付け所に預け、壬生狂言のときにこれを割って厄を払う〔ほうらく割り〕という儀式が行われます。





最後に<北野天満宮>。
梅の花が咲き始めていました。
思ったより参拝している方が少なかったですが、「四方詣り」してきた方をちらほら見かけました。(目印は四方参りの各神社の袋です。)






無事、「四方参り」終了しました! 
鬼の足跡を追いながらのお参りはなかなか楽しかったです。
今回バス利用で約5時間かかりました。達成感もひとしおです。

2/2・3のみ定期観光バスの特別コースとして四方参りツアーが運行してますので、これに参加するのもいいかもしれません。


おまけ・・・上から吉田神社の福豆、左下が八坂神社の福豆、右下が北野天満宮の福豆です。夜には今年の恵方「西南西」を向いて吉田神社の露店で購入した恵方巻をもくもくと食べました。どれも美味しくいただきました。




では、皆様よい一年を。






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